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2017年04月09日

【儀式の道具】

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時間をどの程度さけるかは日によるけれど、ミュージシャン、特にプレイヤーにとっては毎日の練習が一番大事な「仕事」
(そうではないという人もいるかもしれませんね。)
若い頃はそれこそ1日7、8時間とか練習するような時期もあったけれども、40代も後半にさしかかった今、それだけの時間量を確保するのはほぼ無理である。3,4時間出来る日もあれば30分の日もある。諸事情でゼロの日だってある。
そこで、その充実を決める大事な要素が「集中度」。
アウトプットの成果は、そこに費やした「時間」×「集中度」である、という話もある。詰まるところは質量を高めるということ。
(ちなみに若いうちは量がとても大事です。その量が、ある段階で質に転じますから)
練習の集中度を高めるためには入り口での「儀式」が有効。
ぼくの場合はスケール練習です。Logicのシーケンサーに12keyで入力してあるのをゆっくりのテンポから少しずつあげて丁寧に身体と聴覚と脳内イメージを整えます。
そのあと他の練習素材や曲に取りかかると、フロー状態に自分を持って行きやすくなります。
体調や気分がすぐれず、やる気が出ない時でもこの儀式を経て、アルコで右手のとあるエクササイズをしてから(下手な)バッハを弾くと、とりあえずある程度のレベルまで自分を持って行くことが出来るのです。
そんな「儀式」は、仕事や生活のいろいろな場面で当てはめられると思います。

by iidamasaharu

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