2018年08月08日

コントラバスの空輸(国内線)

先日、コントラバスを飛行機に預けるためにコンテナに入れる作業を動画に撮ってSNSにアップしたら意外とたくさんの反響があった。
ぼくにとってはある意味日常的な作業だし、そんな情報はベーシスト以外には全く役に立たないトリビアルな話だと思っていたから驚いた。
少ないかもしれないが必要としている人はいるだろうし、案外ベーシスト以外にも「へぇー!」と思っていただける情報のようなのでブログに書いておこうと思った次第である。

コントラバスを飛行機で運ぶには、大きく分けて二通りの方法がある。
ひとつは機内持込。
特別旅客料金(AB券ともいう)で、座席を荷物用に使用するためのチケットを購入する。コントラバスの場合、4席分必要となる。JALの場合で1席あたり¥11,300(2018年8月現在)なので、合計4万5千円ほどの費用がかかる。往復で9万円。あまり現実的な選択肢ではないと思うが、どうして預けたくない場合などには使うことができる。
ぼくは一度だけ、予約しておいたハードケース(後述)が航空会社側の手違いで手配されておらず、たまたま空席もあって、この方法で運んだことがある。原因が航空会社側だったので費用はもちろん請求されなかった。(↓写真:なんだか、機内でちょっと自慢気な気持ちになった。)
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そしてもう一つが件の、ハードケースでの輸送である。
航空会社が所有している大型楽器用のハードケースを予約して借り、それに収納して預けることができる。ただし、コントラバスを収納出来るケースを持っているのは、JALとANAのみ。LCCなどその他の航空会社では不可能。
ケース自体は無料で借りられる。(ちなみにギターなどの小型楽器のケースも無料で借りられる)
重量に応じた超過手荷物料金が必要で、以前はJAL、ANAともにケースを含んだ重量で課金された。
軽量化される前のケースでJALで預けた場合、大体1万円くらいの超過手荷物料金が必要な事が多かった。
でさらにその超過料金が、時と場合によって請求されたりされなかったりするものだから、空港のカウンターで交渉するようなことも多く面倒だった。

それが、2011年くらいからだったろうか、JALのコントラバス用ケースが軽量化され、さらに、ケースを含まない楽器本体の重量のみで計算されるようになり、基本的には、コントラバスの空輸が事実上無料となったのだ。
ハードケースが軽量化されたのはJALのみで、ANAは未確認。それ以来、ぼくは楽器を運ぶ際に原則JALばかり利用するようになったので、ANAで超過料金がどのように算出されるかは不明である。2014年にANAで空輸した時には特に費用はかからなかったような気がする。(定かではないのでお確かめください)
ちなみに、ギターの小型ケースはJALでは予約出来ず、ANAでは予約出来る。
(↓青いのはANAのケース)
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(↓JALの軽量化されたケース)
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ケースの予約は飛行機のチケットをとった上で電話で行う。搭乗日の4日前までに、となっているが、ケースの数には限りがあるので早めに予約するが吉。最初は、ケースに入るかどうかの確認のため楽器のサイズを聞かれる。大概の楽器は入ると思うが、Cエクステンションのついた楽器はもしかすると入らないかもしれない。
各航空会社、4〜5台くらいのケースを全国で使い回しているので、航空会社側でやりくりの段取りをし、手配が出来たら電話が来るという流れが通常。
但し、国内線全ての便で使えるわけではなく、大型ジェットのみのようだ。
飛行機のサイズが小さい場合やプロペラ機などの場合運搬は不可能となる。
過去の経験では、鹿児島〜屋久島の便では運べなかったことがある。(その時はエレキベースにした。)

当日はフライトの1時間くらい前までにチェックインをすませる。大体職員さんがケースを持ってきてくれるか、ケースを置いてあるところに案内してくれる。楽器のセキュリティチェックを済ませてからケースに収納する。
巨大な棺桶のようなケースを開けると大量のプチプチ(緩衝材)が入っているので、一旦取り出して、楽器を横たえ、緩衝材を適宜詰め、ベルトをして、ケースのふたを閉める。
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このふたを閉める時に、手を合わせて拝みたくなるが、不謹慎なのでいつも我慢する。
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あとは、職員さんに任せて運んでもらうだけ。
運搬による楽器の不具合なども心配ではあるが、これまでおそらく100回以上はこの方法で運んでいるが、楽器にダメージを与えられたことは一度もない。もちろん、国内線に限った話だが。

到着地での受け取りは空港によって異なるが、羽田など大きな空港では、手荷物受取所のぐるぐる廻るベルトコンベアの近くに廻らないコンベアがあって、そこから出てくる。それがない空港の場合、職員さんが数名がかりで扉から直接もって入ってくるので、普通の荷物と同じようにタグを見せてケースから取り出す。丁寧に運んでくれた職員さんにきちんと礼を言う。そういった積み重ねは大事だと思う。せっかく気を使って丁寧に取り扱っていても、預けた人間がいつもいつも態度が悪いと、さすがに職員さんだって運び甲斐がないだろう。もちろん向こうは大企業だからそんなこととは無関係に仕事のクオリティを維持する教育を受けているとは思うが、ユーザー側はそれに甘えてはいけないと思う。
話がそれた。

無事楽器を受け取ったらもう安心。とはいかない。
「ベーシストにとって仕事の68%が運搬」と言われるように、ここからさらに次の移動が始まる。ぼくの場合、大体は楽器とトランク、そしてリュックをしょって、電車での移動が多い(車の時は楽です)。そうして目的地までたどり着いて、ようやくベースの運搬が終わり、やっと演奏、というわけ。

*以下リンクは2018年8月8日現在
JAL「楽器とお出かけサービス」

ANA 楽器の扱いについて

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2018年07月01日

「メビウス」 園崎未恵 × 土性正照

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すごい舞台を観た!
園崎未恵さん、土性正照さんの2人芝居「メビウス」
2人の役者の表現力でここまで観るものの心をつかみ、揺さぶりをかけられるとは。。

園崎さんとはナレーションや朗読といった、声での表現でご一緒頂いていますが、今回は渾身の女優 園崎未恵を堪能しました。いやあ、参りました。すごすぎ。笑った。泣いた。
脚本や演出も良くて照明音響効果も絶妙なのですが、とにもかくにもあの内容をあのレベルで具現化できることに驚愕。
土性さんも素晴らしかったです。

同時に、ここまで役者の力を引き出せる優れた作品でもあるのでしょう。

#ガイアクルー #メビウス #園崎未恵 #土性正照

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2018年06月10日

「落合陽一、山紫水明 ∽ 事事無碍 ∽ 計算機自然」展

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神宮前で開催されている「落合陽一、山紫水明 ∽ 事事無碍 ∽ 計算機自然」展 を見てきた。

科学と侘寂

写真あげたものの他に、イルカの音声から生成する波紋や、プラズマで作る虫の声とか。

アナログとデジタルが溶け合う領域。

とても好きな世界観。
この先に見えて来るものは、音楽や宇宙の秘密と共通のものだろうと思う。

6/28までやってます。入場無料。
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2018年06月01日

JAL機内放送2018年6月「ヘレーじいさん」

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2007年〜2009年に4作リリースした、子供向けの朗読と音楽のCD「おはなしの森」シリーズ
再度、JALの機内放送「こどものうた」チャンネルで放送中です。
JAL機内放送で3度目の採用となる今回は、箏奏者 栗林秀明さんをフィーチュアして制作した 「おはなしの森 Vol.3 ももたろう・かぐや姫」から、ブータンの民話「ヘレーじいさん」を選んでいただきました。
GNP(国民総生産)やGDPではなくGNH(国民総幸福量)を政策の尺度に用いていることでしられるブータンに伝わる民話です。
実際にブータンの国民総幸福量が高いわけではないという現状もあるのですが、モノを所有することよりも、目に見えない何かを大切にする哲学や文化が反映されたお話を紹介したく、収録した経緯があります。
「ももたろう」などのよく知られたなお話も収録している中、このトラックを選んでいただいたこと、選曲担当の方が、しっかりと聴いた上で選んでくれていることが分かります。嬉しいです。

朗読は森本洋子さん、脚本は相良光紀さん、音楽は栗林秀明さん(箏・竹楽器)、扇柳トールさん(FolkFlute)、羽生一子さん(Ds, Perc)、飯田雅春(作曲、Bass)というメンバ−で、札幌 芸術の森スタジオで収録しました。

以前は毎晩「おはなしの森」を聴きながら寝ていた息子も高校2年生になり、時間の経過を感じます。
このような形で、また次の世代の子供たちにも聴いてもらえる機会があること、大変ありがたいです。

国内線では6月一杯、国際線では6〜7月の2ヶ月間放送されています。JALご利用の際にはご笑聴ください。

*おはなしの森シリーズはAppleMusic、iTunes、LINEmusic、レコチョクなどの各種配信でも聴くことが出来ます。

CDはAmazonで販売中です。 m(_ _)m


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2018年05月17日

札幌の異空間

札幌で時間が空いて散歩。

狸小路というアーケード商店街に一区画だけ他と違うエリアがある。
西の端に位置する狸小路7丁目がそれ。
1枚目の写真の奥がその入り口だが、見ての通り、アーケードの明かりが消えていて、一見「停電?」または「全部閉まってるエリア?」という感じだが中に入ると異世界が広がっている。
いつの時代のどこの国か、分からない感じが、とても良い。

今日は少し肌寒いが、もう少し暖かくなったら外の席で飲むのもいいな〜
@ 狸小路 Tanukikoji Sapporo

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