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2019年05月29日

音楽制作ソフトウエア使用環境紹介

ぼくが使っている音楽制作ソフトウエアの環境をご紹介しようと思う。
(2019年5月)

メインで使っているのはApple Logic Pro X と Ableton Liveで、楽曲や制作方法によって使い分けている。
この2本立てになって10年以上経つ。

Logic Pro X
2001年頃以来ずっと使っている。
最初はWindowsの自作マシンで Logic Platinam(そのころはAppleではなくEmagic社。当時は高かった。)を使い始めた。当時、他のシーケンサーに比べてMIDIの時間軸の解像度が高いことが特徴だった。MIDIとオーディオが統合された時期。当初ハード音源(シンセやサンプラー)がメインで少しずつソフト音源も使い始め徐々にソフト音源メインに。
外部スタジオでレコーディングした音源をミックスしたり、完パケまで対応することも少しずつ増えてくる。
現在は、作曲でのデモ音源制作からプロデュース案件での制作全般、トラックダウンなど楽曲ごとの完パケまで使用。
あと基礎練習用の素材を打ち込んであり、日々の練習でも最初に起ちあげている。
IMG_1732Logic.jpg
<Logic Pro X の画面>


Ableton Live
2005年頃〜(うろ覚え)。
小樽でやっていた「循環即興古楽楽団シクロ」で、このソフトをメインにルーパーを同期+フットスイッチでコントロールしてライブパフォーマンスで常時使用するようになった。
オーディオファイルのリズムを自由度高く変えられるところや、スロットを使ってシーンをコントロール出来たりが特徴。その後Max(音楽・音響をプログラミングする開発環境)が内蔵されかなり幅広いプログラミングも出来るようになった。
エレクトロニカ要素の濃い楽曲、リズムループ・エフェクトを多用する楽曲、Maxとの連携による自動生成やライブパフォーマンスまで視野に入れた制作などは、Logicよりこちらを使う。例えばレコーディングでルバートで収録したマルチ音源をリズムループに同期させるようなタイムストレッチ的な処理は特に得意。
LIVEで完パケまで制作することも。
IMG_1733Live.jpg
<Ableton Live>の画面


Studio One
マスタリング用途に特化して使用。
以前はWave BurnerというLogicの付属ソフトでマスタリングを行っていたが、いつの間にかWave Burnerは廃止されたようだ。古いOSでだましだまし使っていたがいよいよあきらめてStudio Oneを使い始めた。
DDPデータの書き出しが出来て便利。関連してマスタリング用のプラグイン・ソフトウエア Ozone も最近使い始めたところ。


Finale
楽譜制作ソフト。
2000年頃〜ずっと。大編成スコアからパート譜作成なども簡単に出来るし、手書きだと面倒な移調や構成の変更が早いので、楽譜は手書きよりFinaleでの作成がほとんど。(他のソフトは使ったことがなく比較出来ない)


上記の前に使っていた主なシーケンサー使用遍歴はこんな感じ

(Digital)Performer
1994年〜97年頃。
最初はMIDIのみで、オーディオは扱えなかった。ジャズスタンダードの販売用MIDIデータを作ったりしていた。懐かしのMac 漢字Talkの時代。アプリケーションはフロッピーディスクからインストールしていた。

CuBase
1998年〜2001年頃。
PCをMacからWindowsに替えた時期。
オーディオも取り扱えるようになってきた頃で、ハード音源との組み合わせで作曲でのデモ音源制作に使っていた。
この頃、他にマルチのハードディスクレコーダーも使って、生楽器などの録音〜制作もやり始めた。

Acid
Ableton LIVE が出る前、ループベースでトラック制作を行えるWindows向けソフトとして登場。
映像用の音源制作などに一時期使っていた。

by iidamasaharu : | コメント (0) | トラックバック